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6月 19th, 2009 Comments: 0

【本】 朝令暮改の発想

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先日の一橋の野中先生の講演で紹介されていた、セブンイレブン創業者の鈴木さんの近著。

IT関連や製造業とか以外は、正直あんまり本を読んだことがなかったですが、かなり新鮮でとっても勉強になる言葉ばかりでした。コンビニという新しいカテゴリーを作り出した先駆者として、今はその業界のリーダーとして日々の積み重ねでいろんなイノベーションを生み出すための考え方が紹介されています。

鈴木さんのすごいところは、どんなに小さなことでも「トコトン」「妥協せずに」こだわり続けるということです。

例えば、私もかなりの頻度で食べている赤飯のおにぎりですが、ほぼ販売開始の段階までいっていたのを、味にこだわって、設備自体から見直させ(そもそも蒸し器がなかったのを蒸し器を導入)、大ヒットにつなげた話とか、セブン銀行参入の際に、通常800万円するATMを、根本から見直して、200万円で作らせた話とか、本当に妥協なし、という感じです。

副題にあるとおり90個の教訓があるのですが、私が印象残ったのは、

・顧客が飽きるほどのクオリティの商品を供給し続ける(インパクトがあるものは飽きられやすいが、それを連続して出す)。
・「顧客のために」ではなく「顧客の立場で」考える。
・現代の消費は「心理学」で考えないといけない。明日の顧客が求めるものは見えないけど、心理の中に潜んでいる。
・アルバイトにも権限移譲する。発注の責任を持たすことでモティベーションが変わる。・競争相手は競合ではなく、変化する消費者のニーズ。
・顧客のニーズはわずか4週間で変化する。
・顧客自身に「こんなものが欲しい」というのがない時代

などなど。

あとがきに「「挑み続ける生き方」が人間にとって一番大切な財産。セブンイレブンという歴史的な事業も運がなければ始まらなかったし、その運を運んでくるのは挑戦。小さなチャンスをつかむために、一日一日が真剣勝負」という趣旨のことが書いてあります。これだけ大成功されている方の話だけに重みあります。

われわれベンチャー、もっともっと頑張らねば。

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