先日、弊社のスタッフのコンサルタント時代の同僚で、現在大学院でイノベーションの研究をされている方の訪問を受け、「新製品のアイディアやコンセプトが会議の中でどのような形で産まれているのかを分析したいので協力して欲しい」というお話をいただきました。
私自身、ベンチャー企業という組織の中でいかに良いアイディアがスピーディーに産み出せるかというのは常に考えているテーマであったため、非常に熱の入った議論になり(私一人が喋りまくった感もあるが、、)、組織の形態、会議の形態、新情報の取り入れ方、など多岐にわたってテーマが出てきた。その中で、今我々がいるオフィスの影響もあるということに気づいたので、今日はちょっとオフィスの紹介をしてみたいと思います。
今の会社は昨年の創業からしばらくは恵比寿にオフィスを借りていたのですが、今年の7月末から、株主であるアーキタイプ株式会社 の麻布十番のインキュベーションオフィスに間借りをさせていただいています。
このオフィスには、何社かのベンチャー企業が同居しているのですが、会社間の仕切りもまったくなく、壁が全面ホワイトボード、というちょっと変わった作りをしています。
もちろん通常の会議体というものは普通の会社同様あるのですが、2-3人でやる会議であれば皆のデスクの横のホワイトボードを使った形でできるため、会議に参加をしていないはずのメンバーが会議の内容にインスパイアを受けて突然発言をしたり、逆に参加者の側から意見を求めたりということが結構無理なく行える構造になっています。効率やタイムマネジメントなどという観点から言うといかがなものかという話もあるのかもしれませんが、「いきなり思いついた」とか「あるニュースリリースを見てたらそれと会議の内容がつながった」とか通常の会議体からは産まれ得ないコンテクストで新しいものが産まれているような気がします。。もちろん、組織の規模が大きくなっていくとこういった柔軟なコミュニケーションはなかなか難しいと思いますが、改めてこうしたダイナミズムは重要だな、と痛感してみました。。
—————————————————————
ちょうど、最近読んだ本が関係あるテーマだったのでご紹介を。最近たくさん出ているBCG本の中ではかなり面白いと思います。
BCG流 非連続思考法 アイデアがひらめく脳の運転技術 (単行本)
————————————————————–
追記
オフィスを設計されたアーキタイプ社、社長の中嶋さんから以下の本を建築家との打ち合わせの際にディスカッションに使ったというコメントいただきました。私も読みましたが、IDEO面白い会社です。
発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法 (単行本)